(イツキがポケモン診断をやってくれるそうです)

「ガーディかニャースかで言うとガーディだよね」
「よく言われます!」
「ワタルさんには忠実だもんね」
「えー、そうでもないですよ? たまにやり返しますし」
「そうなんだ意外だな。それはそうとここにワタルさんの隠し撮り写真があるんだけど」
「おいくらですか!!!」
「毎度あり。常々思うけど付き合ってるのになんでこれ必要なのさ」
「なんでって、私の知らない一面を見るためですよ! 結構かっこつけなんで、気が抜けたところも見たいなーって!」
「分からなくもないかな……」
「これからもいい情報提供者でいてください」
「うん。ボクも見てて楽しいしね。あっ忘れてた……この前奇跡的にマント踏んづけて転んだところを激写できた写真があったんだった」
「!?」
「すごいスピードで財布出したな……」
「あ! も、もう残金が……、イツキさん! お金以外で!」
「その情熱には負けるよ。……よし、じゃあこれが欲しければ三回まわってピカチュウと鳴け」
「いちにっさんぴっぴかちゅうー!!!!」
「プライドって言葉知ってる?」

※素晴らしいトリプルターンでした



(イツキに言われたことをワタルに言ってみることにしました)

「ガーディか。言われてみればそうだな。俺も何故かたまにヘルガーみたいだと言われることがあるんだよな」
「そうなんですか? あっでもがっついていそうなところはそうかもしれないですね!」

※アッー

「ほ、本当のことを言っただけなのに……」
「口は災いの元って聞いたことないのか?」

※アッー

「……体が言うことを聞かない」
「今日泊まるつもりだったんだろ?」
「だとしても限度ってあるじゃないですか!」
の忠犬ぶりと自分の野生を試してみたくってつい」
「つい……の回数じゃないですけど。あーあ、いきなり盛るから服がぐちゃぐちゃ……」
「ん? 何か落ちた、ぞ…………」
「え? ありがとうございまっ なにを持ってるんですかあ!!?」
「この角度……、俺の記憶と照らし合わせても、合意の写真じゃないな?」
「うっ……」
「お前が撮ったのか? それとも……」
「私が撮りました!! か、隠れて!」
「……なるほど。俺だからいいものの、盗撮は犯罪からな」
「大丈夫です! ワタルさん以外にこういう食指は動かないから!」
「……」
「ひゃああ噛まないでください!! 照れ隠しにしても凶暴すぎます!!」

※見事な歯型がつきました



(カリンとはたまに恋愛話をする仲だったりします)

「あらやだ、酷い顔してるわよ」
「うふふー……なんのこれしき私はこのくらいじゃリーグ制覇の夢はあきらめないんです」
「その姿勢はステキよ。でも万全じゃない状態であたくしに勝とうなんて甘く見られたものね!」

※後少しのところで負けました

「うわあ……痛そうね。大丈夫なの? それ」
「触ると痛いですけど見た目ほどじゃないんですよ」
「マーキングのつもりなのかしら。ワタルも案外嫉妬深いのね」
「いやこれは唯の支配欲のような気がします。すごく楽しそうだったし」
「ハードねえ。Sっ気があるのも考えものね」
「カリンさんはそういう男の人嫌いなんですか?」
「いいえ? そういうのにときめくこともあるわよ。でもたまにはそう言う人、調教するのも楽しいものよ」
「ちょ、調教ですと……!」
「一回やってみたら? 案外ハマるかも」
「そ、そんなまさか。……やり方だけ、聞いてもいいですか」
「耳貸して」

※ひそひそひそ

「えっまさか!」

※ひそひそひそひそ

「そ、そんなことまで」

※ひそひそひそひそひそひそ

「ああ! そんな場所をそんな風に!!」

※もう知らなかった頃には戻れません



(彼女の目が据わっている、そんなときは危険信号です)

「……? なんでそんなに楽しそうなん「そぉい隙あり!」

※完全に油断していたワタルをひっくり返しマントを絡めて手の自由を奪う作戦成功

「な……なにを」
「驚いたワタルさんの表情……そうか、これが……」
、どくんだ。何のつもりだ」
「たまには私が主導権握るのもいいかなーって。新しい世界見せてあげます!」

※カリンに教わったことを正直に話す。ちなみにこの時の話し方・表情・仕草も指南済みです

「ああ……ワタルさんの顔が見る見るうちに青く……ねえ今どんな気持ちですか? ねえねえどんな気持ち?」
「あ、後で覚えていろ」
「ふ……ふふ、なんだかとっても新鮮な気分です……」
「見たこともないくらい良い顔だがどうすればいいんだ」
「心のままに感じてください」
「ちょ、」

※にゃんにゃん

「……新しい扉が開きそう」
「っ倍にして、返すからなっ。覚悟してろよ!
「ふふふ、そんな表情で言われても全然怖くないですよ!」
「っあ!?」

※にゃんにゃんにゃんにゃん

「はは……すごい、ほら見てくださいワタルさん、分かりますか? 自分がどうなっているか」
「や、めっ、」
「声出してください……」
「んっ、ぐ、は」
「あーやばい可愛いカリンさんありがとう」

※にゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃん

「……燃え尽きていますね」
「…………」
「か、かわいかったですよ! 自信持って!」
「…………」
「ほらっ、いつも私ばかりしてもらってるから、お返しみたいな……」
「…………」
「すいませんやり過ぎました代わりになんでも言うこと聞くんで」
「本当だな。泣いても許さん」
「え、あ目がマジ

※3倍にしてやりかえされました



(なんだかんだでいつもの距離感に納まりました)

「たまにならいいんだが……」
「ん? 何か言いました?」
「いや何でもない。あまり人に言われたこと鵜呑みにしないでくれよ?」
「体持ちませんもんねえ。楽しかったけど」
「俺の体もガタガタだよ……」
「まあお互い好き勝手できたからおあいこですよね!」

「何の話から始まったんだったか」
「私がガーディっぽくってワタルさんがヘルガーっぽい?」
「そうだったな……お手」
「はい!」
「おかわり」
「はい!」
「結婚しようか」
「はい!」
「えっ」
「えっ」

「……」(ポロリと出てしまった言葉に赤面しつつを見る)
「……」(反射的に答えたが心からの本音でもあるのでもじもじしてしまう)

「し……幸せにする」
「よ、よろしくお願いします……」


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